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仕事と税金

危機は好調期にあり!

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

ありきたりですが不変の法則、
「危機は好調期にあり」

私は経理・総務職に携り、中小零細企業を転々としました。ある程度の年齢で中途採用だと、ほぼ創業企業になります。多くの企業は、創業し3年以内に誠に残念ながらとなるか、好調期が訪れるか、いずれかです。

好調期ならこのときにこそ、内部の組織づくり・引き締めに着手すべきです。何故なら、例えば諸経費削減。

不調になってこれをしたのでは、
社外=ああ、とうとうこういう事を始めるほど苦しいのか
社内=売上あがらず士気低下中、経費でわあわあ言われてはむしろ逆効果になってしまいます。

好調期にこれを行えば、
社外=業績があがっていて、さらに引き締めか、堅実だな。社内=こちらは人件費で報いれば、諸経費削減くらいOK!
このことは、どちらの経営者・幹部社員も当然ご承知です。しかし、好調⇒皆忙しい⇒急がないことは先延ばし
急がないが重要なことは、放置すると手遅れになります。

蟻の一穴が堤を破壊するように、社内の弛緩した空気や、
無駄な派閥の発生は組織をゆっくり蝕みます。

好調期にいかに次の種まきをし、畑の手入れをするか。
いうは易く……とはこのことです。

 

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仕事と税金

ウチは企業じゃないよ、○○商店だから。

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

昔なら喫茶店、今ならカフェ?で、
百回くらい聞いた気がする会社員の会話です。

「ウチはさ、企業なんてレベルじゃないよ、
今でも○○商店のままでさ」

それほど耳にする、つまりそれほど多いケース。
社内派閥、社内営業、社内政治、これらもよく聞きます。
起業してからの流れは、表現はいろいろありますが、
創業期⇒発展期⇒成熟期⇒衰退期
衰退期から再び発展期に向かう企業はごく限られています。

原因のひとつは、社員の質の違いだと思います。
創業期=まだ小さい企業。求人してもわずかな応募数です。    その数人から採用した社員
発展期=どんどん業績をあげ、人件費も潤沢に使えます。    求人広告にもその状況が反映され、驚くほどの応募数です。    その数百人のなかから採用した社員。
どうでしょうか?

その違いは、古参社員も当然感じ取ります。
そして多くの場合、残念ながら「保身」に走ります。
社内に派閥ができ、対立し、軋轢が生じ……

そこで、大忙しの創業社長がどうするか?
社内がギクシャク。
派閥メンバーが交互にいろいろ訴えてくる。
足の引っ張り合いに明け暮れているようだ。

「え~い、俺のいうとおりにしろ!」

面倒になって、トップダウンがさらに強くなり、
かくして○○商店に逆戻り。

この時期を、組織づくりをして乗り越えれば、
衰退期をものともしない強い企業になるのですが。

 

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経理担当者が長続きしない会社の〈あるあるその二〉

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

経理担当者が数年で変わる会社があります(十年もたない)私が考える原因の第二は、

・経営者が経理嫌い!?

起業しようと考える場合、当然ですが、
「売るモノがある!」と思うからです。
会社員としての職種、例をあげるなら営業職・企画職。
そしてこれらの職務能力は高いけれども、実は「書類嫌い」という方が結構いらっしゃいます。
能力のタイプの違い、でしょうか?

一方、法人でも個人でも「事業」を行えば、社内と外部から書類、書類、書類。
営業自体とは別に、行政関係の書類がまずあります。
金が動けば経理関係の書類。人を雇えば総務関係の書類。
書類、書類、書類。
現在あらゆるシーンで、データ化・データによる保存が進んでいるとはいえ、やはり「紙」の多さは否めません。

しかも、やっと黒字転換すると「多額の納税」
資金繰りに油断して、これで融資を受ける場合も少なくありません。『ようやく黒字になったのに、何故だ?』の怒り。

かくして、その憤懣がなぜか経理担当者に向けられる!
「経理はうるさいな」「経理はいいつも細かいな」
「決算、面倒だ」「うるさいわりに税金こんなに払うのか」ついでに「税理士もうるさいな……以下同文」

しかも、経理関係を「ただの後始末」と認識するのなら、「後始末で一円も金は増えない。それにまた金かけて……」と感じてしまいます。
金を稼がないのに金がかかる部署が経理、という認識。

う~ん。
書いていて悲しい。
過去に勤務した創業オーナー企業、経営者の顔が……
だってね、経営者が経理嫌いでは会社はもたない……
数値の把握はなんのため?
情報の収集→分析→展開→予測のためなのに。

 

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「質問」が財産

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

関与先の代表や担当者からの「質問」
これこそが財産だと思っています。

私はついつい、経験と税法の文脈に沿って考えがちです。
しかし、関与先の疑問は思わぬところから発生します。
「えっ、そこ?」
どこから来るかわからない変化球。

その質問で改めて考えなおし、調べ、深堀りすれば、
そのひとつひとつが自分の血となり肉となります。

それにもうひとつ。
経理・税務について疑問を見つける「好奇心」を持っていただける、それを考え、質問してみようと思っていただける。

税理士として関わって良かった!という瞬間です。

 

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4月1日からの〈成人〉

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

選挙権は前倒しでしたが「18歳から成人」の諸々
この4月からスタートです。
税制の場合、主に相続・贈与関係に影響します。

それよりも社会的影響が危惧されるのが「契約」
昔、法人ってつまり何? と思ったとき、
「法人格を与えられ~~」とモノの本で知り、
はい、だから何?
「契約の当事者になることができる」
なるほど、と納得しました。

自然人ではないけれど、契約を結ぶことができる。
法的な拘束力をもつ「契約」ができてこそ、
法治国家において「一人前」です。

その「契約」が、この4月以降は、18歳になったら本人の判断でできてしまいます。
当然リスクがありますから、消費者庁も、
〈LINE公式アカウント:消費者庁若者ナビ〉
まで、作っています。

なるほど、とネットで見ていて、初めて知りました。
「消費者ホットライン188」のイメージキャラクター、
「いややん」

いややん、ってあなた……
こういうことばっかり経費かけて……
でも確かに覚えやすい。ムムムッ。

 

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経理担当者が長続きしない会社の〈あるあるその1〉

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

経理担当者が数年で変わる会社があります(十年もたない)私が考える原因の第一は、言わずもがなですが、

・経営者一族の公私混同

経理職はすべてを知ってしまいますから、酷い公私混同を日々目にすると、じわじわと「あほらし~い」気分に。

社長が幹部社員を引き連れて、綺麗な女性のいる店に入りびたり、というのはまだマシです。
(それが経営に寄与するかもしれませんから)

問題は一族郎党の私費。

むかしむかし、若かりし私が経理担当をやっていた会社で、下着!の領収証を社長夫人から渡されたことがあります。
シャンプー、リンス、はてはお米、子どもの三輪車まで。「何とかして」とおっしゃられても……。

社長一族の公私混同は、いずれ社内周知の事実に。
モチベーションの低下もですが、下は上に倣いますから、
社内のあちこち、あらゆるシーンで不正が蔓延します。
誰もが少しずつ誠実さをなくし、それが常態化します。

「仕事で誠実さをなくす」これほど恐ろしいものはない。
誰しも「ここは誠実に」「これはちょこっと不正を」
と使い分けはできず、結局、組織を蝕んでいくからです。

件の、下着!の会社も、私が退職後数年で倒産し、
社長は自己破産したと風の噂に聞きました。
とても残念なお話です。

続く

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税法の「沼」

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

特に不動産関係の場合。
えっとこれは所得税法では……
それで貸し付け資産だから消費税法上は……
そして相続で取得したから相続税法では……
条文では、規定では、特例が~どこまで続くぬかるみぞ~

今はそれにプラス、
これは「紙」で、これは「データ」でねっ。
資料を紙で整理し、さらにPCの中で整理し。
あれっ?
なんか今の方がすることが増えているようですけど!
交通機関が発達したがゆえに日帰り出張が増えて、
なおさらバタバタしている営業マンと同じ?
少し違うかな?

ところで税法の沼ですが。
顧問先へ情報提供の必要があったので、
昔から採用試験に使われていて有名な、
某性格分析テストをやってみました。

結果、
「あなたは”調べる人”です」

ハイッ、そのとおり!

 

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脳育と体育のススメ

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

部活のようですが「朝練」をやっています。
あさいちでまず実務書の読み込み。
時間がとれないときはほんの数行であっても、
一日を学習からスタートさせよう!作戦です。

先達の諸先生方。
実際にお会いできるチャンスがなくても、
御著作によってその経験と知識を学ばせていただけます。
なんという幸せ。

そして体育もまた必須で、中高年こそ運動!
なんとなく気分が重いときも、体を動かせば脳も動きます。

脳育、体育。
年齢に合わせてこまめにメンテナンス!

 

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社内フローも複式簿記で解決!

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

創業企業で経理を担当する場合、必須なのは問題解決能力と推進能力(いかなるときも、これが全ではありますが)
民間企業で起きる事柄には、概ね「金」がついてまわりますから、ほったらかしにしておくと最終のツケが経理に回ってくることが多いからです。
金が出てゆく、または金が入ってくる。
金が動くときに「紙」をどう動かすのか。
「金が動けば紙が動く」紙、つまり書面です。

その事柄が定着するなら当然データ化し、マニュアルに組み込みます。さてどうなるか?という段階なら、まずはアナログに紙を使い人手をつかいます。その場合、複式簿記でフローを考えるのが一番だと思います。

複式簿記は実によくできたシステムです。むか~し先輩が、
「頭の中で仕訳をきれていっちょまえ」と仰っていました。頭の中で金の動きを考えるなら、複式簿記がベストです。

そして図をかき、部署・人員・日程など書き入れていけば、
ハイ、解決!

 

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面接する側も面接されている。

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

12月に賞与を受取ってから退職を申し出る。
ということで以前は1月に転職市場が活発になりました。
でも今のご時世、状況はどうでしょう?

昔々、バブル崩壊後、ず~っと転職事情の厳しいときに、
日商簿記1級を取得、続けて税理士試験に挑戦していました。勤務先が倒産したあとは、勉強時間を確保したい、受験講座を受けたいという事情もあり、契約社員やバイトでつないだり、正社員をなんとか探したりの日々でした。

さまざまな中小企業で面接を受けて驚きましたが、名前は名乗らず、挨拶さえしない!面接官がいました。
どういう状況であれ、人と人とが初めて出会い「さあこれから色々お話ししましょう」というシーンなのに。

翻って、某デパートでのごく短期間の事務アルバイト面接。単なるアルバイトなのに、ピシッとしたスーツにネクタイ、言葉遣いも態度も丁寧、親切な面接官でした。
慇懃無礼などではなく、心のこもった対応でした。
今日はアルバイトの面接にきた応募者であっても、明日はお客様になる、かもしれないのですから当然かもしれません。しかし、その徹底がさすがに素晴らしい!
求人に応募した側も、一社だけに絞っているわけではありませんし、その人には皆、家族、友人、知人がいるのです。

面接する側もされている! 相手への敬意が大切です。