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読書

若松英輔:〈悲しみの秘儀〉

福岡市博多区東雲町の女性税理士・世利です。

著者自身の言葉と引用によって紡がれ、
一節一節が苦しく優しく厳しく美しい一冊。

ページをめくるごとに深呼吸をしながら、
時間をかけて、ゆっくり大切に読みました。

あるときはその悲しみに立ち向かい、
あるときはそれを乗り越えようともがく。
しかし、それらの悲しみは決して消えない。
人は悲しみとともに生きている。

闇の中を手さぐりで歩いているとき、
片方の隣にはやがて訪れる自分自身の死があり、
もう片方には既に喪われた者たちへの悲しみがある。
けれど闇が深いほど、わずかな光がくっきり浮かび上がる。それを道標に、生き続ける勇気を持つことができる。

良い本に出会った喜びを、しみじみ感じた春の休日でした。
さあ、頑張ろう!!!

 

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