3月末、平成25年度税制改正が年度内に可決成立しました。
企業にとっての売上高が、国家にとっては税収ですから、毎年様々改正されますが、
今年は相続税についても改正が多く、メディアでも取り上げています。
その内容詳細については、施行に向けて順次決定されます。

税法の中で、相続税は最も人間的という印象をもっています。
例えば、配偶者はほとんど相続税を納付することにはなりません。
詳細は割愛しますが、相続税自体は発生しても、配偶者は基本的には”納付”はしなくて良いのです。

何も知識が無いころは、『まあ、長く一緒にいたからオマケ?』などと思っていました。
税法学習では必ず立法の趣旨も学ぶのですが、
その趣旨に、”同世代間の資産の移転に過ぎず・・・”とありました。

どういう事かといいますと、

・夫と妻、年齢が近いはずだから、例えば夫が死んだならまもなく妻も死ぬでしょう
・夫が死んだ時に妻から相続税をもらったとして、妻はその相続した財産を使う時間もあまりないはず
・妻も死んだとして、妻のものとなっていた(元々は夫の)財産の相続税を、今度は子からもらうとするなら、

同じ”夫が残した財産に対する相続税”を、妻からと子からと2度もらうことになる
それはあんまりでしょう、という事だそうです。

同世代とは限らない・すぐに死ぬとは限らない・財産を使わないとは限らない、のはモチロンですが、
確かに二重課税を防ぐという意味では整合性があります。

何かのデータに、
相続について裁判で争うのは、実は3千万以下の相続財産の場合が多いとありました。

”泣き泣きも 良い方を取る 形見分け”という江戸川柳もあります(秀逸な句だと思います)

悲しみは悲しみとして、財産の相続となればまた話は別。
それは誰しもそうでしょうから、相続もそれに係る税金も、とても人間的です。

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