経理職・総務職に携わり簿記は2級の知識しかなかった頃も、
独学した実務書をみながら、責任者として 決算を確定し法人税申告書等を作成していました。
(その頃は、中小企業では総勘定元帳さえ手書きでした)今思うと、知らないという事は恐ろしい、、、

ある日、当時勤務していた企業の社長が「今度から顧問税理士を依頼したから」

初対面。

『何だかとっても威張ってる、説明もよくわからない、何を言ってるの?でも税理士さんだから・・・』
ガマン、ガマン、と思いながら問われるままに書類の説明をしました。

毎月訪問して来られるのですが、えっ?えっ?と疑問に思うことがしばしば。
ですが、相手は税理士なのだから私の方が勘違いをしているのだろうと思い直し、
○○先生とお呼びし、ハイッ、ハイッ、とひたすら素直に指示に従っていました。

そして決算。
いつもの方と同行してもうお一人みえて、名刺を私に下さり、そこに「税理士」とありました。
毎月来られていたのは税理士事務所の職員の方だったのです。

決算が終わってから、その職員の方は、 簿記は2級・税理士科目はまだ何も合格していない
企業経理の経験はなく、税理士事務所での経験が数年、と知りました。
当時の私としては釈然としませんでした。それならそうと最初から・・・・・・

同時に自分の知識不足も痛感しました。
疑問を感じた時に自信をもって反論できなかったのも、知識不足の故です。
やはり実務書を読むのも大切ですが、基礎をしっかり勉強すべき。

まず簿記の1級をとりました。
複式簿記は「美しい」と表現されたりしますが、
知識を得、それを実務に活かす過程で、 初めて自分でもそう思えました。
何てよく出来たシステムなんだろう!!感動しました。

そして税理士を目指すことにしました。
勉強すればするほど、自分がどれほど知らなかったかを知ったのです。

自分で顧問先を訪問し、わかりやすくご説明し、相手の立場を理解してサポートできる税理士でありたい。

そう思っていますが、キッカケはあの職員の方への反感、ですから今は感謝感謝です。

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