福岡市の税理士・世利です――

正確に言えば、任せるのはよくても任せっきりは???
金融関係、一般企業、その他さまざまな組織で、
古今東西、絶えることのない横領事件。

被害を受けた当事者の発言によくみられるのが、
「信頼していたので、任せっきりで……」
長年、中小企業で経理職に携わった私からすると、
これやっぱり”サボリ”です。
・確認、チェックすることをサボった
・担当者の報告を熱心に聞くことをサボった

信頼しているから任せっきり、というのは聞こえはいいです。
しかし裏を返せば、経理担当者がさまざまに知恵を絞り、
月次決算、本決算、資金繰り、会計分析、
あらゆる業務を迅速にかつ正確に遂行しても、
ご理解いただけない、評価はされないということです。

任せっきりで大した興味も示さず、ただ結果を眺めるだけでは、
担当者の意欲は徐々にそがれていきます。
そのうえ、経理担当者は出費のすべてを把握しています。

経営陣の、一族の、公私混同がもしあったら……
そこに、自身の環境・心境を揺るがす出来事が重なったら……
悪魔がささやく、のではないでしょうか。
信頼している社員ならなおのこと、
熱心に、興味深く、その業務内容を知るべきだと思います。

故事にも曰く「士は己を知る者のために死す」
まさか命はかけませんが、任せっきり⇒無関心、では、
いずれ人心は離れます。

 

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