福岡市の税理士・世利です――
「ねえ、世界は驚きに満ちている!」
と誰かに言いたくなる本です。
さすが歌人は「言葉」に敏感で、聴き逃さずに、
街のあちらこちらから、活きた言葉を拾い上げています。
私とあなたは違う、
私が見ている世界は、あなたが見ている世界とは違う、
あの人もこの人も、誰もかれも、
それぞれの世界を生きている、とつくづく思いました。
ところで、作中にあった、
「幼いころ、右と左がよくわからず……」
私は、右と左はわかりましたが、
「右に回す、左に回す」がわからずに困りました。
「右側のほうに回すのが、”右に回す”」と教わったのですが、
「えっ? 右に回して、もっと回すと左にいくのに……?」
さらにもっと回せば、また右に行くけど、それをまたさらに……
う~ん、キリがありません。