福岡市の税理士・世利です――

「先生と呼ばれるほどの馬鹿じゃなし」
昔々から言われますが、
教職になくても先生と呼ぶ風潮は、広く定着しています。
(税理士も先生と呼ばれております……)

これは、実は呼ぶほうにも利があるからで、
取りあえずそう呼んでおけば無難です。
呼称で迷わなくてすみます。

そしてもしかしたら、
呼ばれることで立場をさらに自覚し、
呼んだほうもそれを認識するのかもしれません。
何しろ「言霊」の国、発した言葉の影響力は強い!

以前読んだ吉行淳之介についてのエッセイで、
(うろ覚えですが)、

作家ですから名刺はもっていなかった。
――作家=無頼といわれた時代があり、
   吉行淳之介は最後の文士と呼ばれた方です――
しかし初対面の相手に、
「名刺を持ち合わせておりませんで……」と言うと相手は、
「イエイエ、それはもう御高名は存じ上げて……」と言う。
で、名前と連絡先だけのごくシンプルな名刺をつくった。

さすが”人生の達人”

吉行先生、と呼ばれるのも、
訂正するとかえって相手に迷惑なので、
呼ばれるがまま、にされていたそうです。

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