福岡市の税理士・世利です――
最初に文庫で出版されたのが38年前、という吉行淳之介のエッセイ集です。
当時読みましたが、いつの間にか本が見当たらず。
……本とタッパーの蓋は、何故いつの間にかなくなるのでしょう?
数年前に中公文庫から出版されたので、再び購入しました。
文章もセンスも、ごく最近書かれたもののように、斬新、清新、面白し。
さすが!の一言。
イラストは山藤章二、巻末解説は色川武大(阿佐田哲也)という、
私にとっては、嬉しくてクラクラするメンバーです。
内容については、色川武大の解説に言い尽くされています。
人生の達人、対談の名手、など色々に呼ばれた吉行淳之介。
私が好きな呼び方は〔最後の文士〕