福岡市の税理士・世利です――
■年末調整が済んだら新年度給与へ……の続き
年度更新のタイミングですが、万が一の変更・ミスの可能性を考慮して、
通常月の給与計算準備の段階がいいと思います。
年末調整は複雑ではありませんが煩雑です。
やり直しはミスの元!ですので、ギリギリまで待った方がベターです。
給与関係はそもそも所得税が暦年課税ですので、
すべて暦年で管理してゆきます。
この点でも、
会計の事業年度が、例えば3月決算だと、両者に必ずズレが生じます。
税額控除を受ける場合など二年またぎになりますので、
給与と会計に食い違いがないかを確認して慎重に集計する必要があります。
因みに、
販売ソフトの場合は、通常、年度更新という概念自体が不要です。
請求書/締め日/支払日/で動きますので、基本はエンドレスです。
(月末締めの集計・合計は当然やりますが……)
年末調整の時点で”ふしん”は新年度用を提出してもらったはずです。
その内容を控えてあると思いますが、
やはり実際に”ふしん”の現物で再度チェックしたほうが良いと思います。
年末調整/1月提出書類とバタバタしているときは、
どうしても思いがけないミスが発生しがちだからです。
28年以降分は、
個人番号(マイナンバー)の記載もありますから、尚更大変です、
ですが 新制度の初期段階、よーいスタートっ!から携われるのは、
とても得難い経験で、やり甲斐・面白さもあるのではないでしょうか。
(この記述内容はあくまで一般的なケースでかつ詳細は割愛しています。ご了承下さい)