福岡市の税理士・世利です――

”女房に言えない仏が出来て 秋の彼岸の回り道”

昔々、何かで目にしました。
おそらく都々逸の文句? 実に秀逸だと思います。

まず、光景がありありと浮かびます。
これはやはり、春の彼岸ではなく秋がピッタリ。

秋のお彼岸、一枚二枚は落ち葉がカサカサ。
静かな日差しの中、赤とんぼがスィーッ。

奥様と一緒にお墓参りをすませた、スーツにネクタイ、年配の紳士が、
「私はちょっと寄ってくとこがあるから……」
と、さりげなく奥様にことわって、自分だけが回り道をして帰る。

それは内緒のお墓参りをする為で、勿論新仏は女性ですね。
ワケがあったのだとしても、なかったとしても、
最早お相手は仏様になられたわけですが、
決してあからさまにしないのは、妻への礼儀、思いやりです。

季節は移ろい、時は流れて、縁があったその人の墓にまいるとき、
在りし日の姿が浮かぶのでしょう。

一遍の詩のようです。

 

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