福岡市の税理士・世利です――
【2割の法則】 というのは随分昔から言われています。
表現パターンは種々あるようですが、例えば、
出来る人2割、普通の人6割、出来ない人2割。
これ、つまるところ 【出来る人は少数派】 だという事です。
水は低きに流れます。
普通の人と出来ない人は、事が起きた時に手を組みやすいようです。
そうすると、出来る人は、2対8で圧倒的少数派になります。
組織にあっては、本人がどんなに優秀でも、
少数派ゆえに結局潰されることも多いのではないでしょうか。
伝承による徳川家康の名言は多々ありますが(事実かどうかはともかく)
父・本多正信よりも切れ者といわれた本多正純に言ったという、
「勝ちすぎてはいけない」
さすがの苦労人で、これは確かにそのとおりだと思います。
幕府も組織で、しかも家康は盤石の体制づくりをしたと言われています。
勝ちすぎる人の傍で、負けに耐えながら機会をうかがう人がいるわけです。
それが正当な、前向きなものならモチロン良いのですが、
「何であれとにかくリベンジしてやろう」「チャンスを逃さず陥れてやろう」
だと、想像もしない形で憂き目をみることになります。
ご用心、ご用心。