福岡市の税理士・世利です――

黒字で繰越損失もなければ、
中小企業で3月末決算なら、5月末に申告し納税をします。

この納税資金が問題です。

日銭の回る業種や、余剰のキャッシュを持っている企業は良いのですが、
売掛入金のサイトが60日以上だと苦しいことになります。

納税は決算から2ヶ月、つまり60日払いだからです。

3月末までの売掛金が、5月末に入金予定の場合、
その日の入金で、その日に納税を!と考えるのは相当勇気が要ります。

――それが出来るのは、万一売掛入金が遅れたら、
   経営者個人がすぐに納税資金を準備してくれる場合だけです。

ところが営業部門は、「決算だから売上を!」と、号令をかけて頑張ります。
それはモチロン、士気をあげるのに大切です。

しかし、売上が増加した分は、収益・益金となって税金の納付額が増えます。
すぐに売掛回収が出来る売上ならそれで良いのですが、60日以上だと……。

キャッシュの回収は出来ていないのに、税金はキャッシュで払うわけですから、
いわば前払い、その時点では[手出し]になります。

それなのに、号令をかけた成果?なのか、
3月末にポーンと売上がアップし、4月に入ると赤伝だらけ、という場合さえあります。

『え~っ、それはちょっと意図的?』と内心思っても、経理は口には出せません。
5月末は、資金繰り担当者にとって胃が痛む季節です。

 

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