福岡市の税理士・世利です――

シャンソンといえばエディット・ピアフ……と言うより、私はこの方以外知りません。
よく[歌うように語れ、語るように歌え]と言いますが、まさしく語っています。

初めて聴いたのは、[パダン・パダン]でした。
(今でも最も好きなのはこの曲です)

フランス語はまったく分かりませんが、声の”深さ”に驚嘆し、
その喫茶店ではレコードでしたが、
すぐにカセットテープ(当時はこういうものが存在!)を買いました。

今はCDで聴いていますが、
古き良き時代のジャズは雨の日曜日にふさわしく、
エディット・ピアフは、散りゆく桜の季節が似合うように思います。

今頃の時期に聴くと、坂口安吾の[桜の森の満開の下]を連想するのです。

萌え出づる緑の前の、一時の狂おしい美しさ。
平穏とは程遠い、人を何かにかきたてる歌声だと思います。

誕生の瞬間から亡くなるまで、彼女の生涯は凄まじいものでしたが、
これほど人に訴える曲を多く残しました。
幸不幸の振り幅の大きさは、残酷なほど才能に比例するのでしょうか。

類まれな才能に恵まれた人は、平穏な人生とは無縁なように思います。

 

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