福岡市の税理士・世利です――
数十年?ぶりに読んだ、佐藤愛子のエッセイ集です。
その著者の小説は読まないけれどエッセイは好き、
という作家の内の一人で、若い頃によく読んでいました。
――私は、エッセイも小説も両方とも好きな作家は割りと少なくて、
吉行淳之介と池波正太郎くらいです――
北海道に移住か何かで、心霊現象がどうとかをお書きになるようになり、
それはちょっと?と思い、ずっと敬遠していたのです。
五十代/六十代に著されたエッセイからの編纂なので購入しましたが、
いやあ、やっぱり面白い!
声を立てて笑いました!
楽天道は、読みは[らくてんどう]で、
心がけて楽天的であれというような意味合いだそうです。
佐藤愛子女史がおっしゃると、武士道!などを連想してしまいます。
[叱咤激励]や[勇気凛々]という言葉を連想させるエッセイ、
読んで楽しく元気になり、かつ背筋がピンシャン伸びます。
前書きに九十媼と記されていらっしゃいますが、
めでたく長寿でいらっしゃる、と励みになります。