福岡市の税理士・世利です――
少し前、ある書店で、
「やっぱり京極堂シリーズが……」見ると女性の二人連れでした。
あら、京極夏彦の京極堂シリーズの事よね?
女性A 「これがお勧めかな。最初に読むなら……。でも好き嫌いが分かれるけど……」
その女性が手にとって勧めているのは、[姑獲鳥の夏]でした。
私の内心『そうそう。それから読むといいと思う……』
女性B 「ああ、でも前に○○を読んだけど、あんまり……」
私の内心『○○はね、それから読んじゃうとね、それだと気が乗らないかなあ?』
あまりずっと横にいて聞き耳を立てるのも変ですから、
そこまででその場を離れたのですが、結論はどうだったんでしょう?
彼女、買ったかしら?と気になります。
小説は、これほど人に勧めるのが難しいモノはありません。
それに同じ小説でも、二十歳で読んだ時、四十歳で読んだ時、
自分が置かれていた環境によっても、解釈も印象も違ってきます。
面白い小説に巡り会うのは人生の喜び。
その一節が心に染み入るのは生きる糧。
それにしても京極堂シリーズ!それを[姑獲鳥の夏]から勧める!
うら若き女性A、お綺麗な素敵な方でした!!!