福岡市の税理士・世利です――
池波正太郎の小説に出てくる料理の数々。
藤枝梅安が彦さんと食べる小鍋だての大根とアサリ。
鬼平が料理屋で舌鼓を打つ。小兵衛がおはるに作らせて大治郎と食べる。
どれも素晴らしく美味しそうです。
エッセイにお書きになった料理も同様です。
[江戸の味を食べたくなって]では、旬のものの美味しさを余すことなく語り、
フランス旅行での料理も、読んでいるだけで大満足します。
高峰秀子の[台所のオーケストラ]も面白く、多少は試しに作ってみました。
そして、何といっても膨大な量の食べ物エッセイ、
東海林さだおの[丸かじりシリーズ]は、次作をいつも心待ちにしています。
しかし、池波正太郎と高峰秀子は亡くなられ、新作はもう望めません。
東海林さだお以外でも、何か食べ物エッセイを……とさがしましたが、
条件がいくつかあるのです。
・高価な食べ物の話だけ、いわゆるグルメ本はダメ。
・レシピに、見たことも聞いたこともない調味料など使っているのはダメ。
・自然食品などを大絶賛なのも苦手(これらもお値段が比較的高いので……。)
・「こういう暮らしをしている私って~~」という自慢っぽいのは、もちろんダメ。
最近よく出版されている、色々な方のエッセイに挑戦してみましたが、
う~ん今ひとつ。
座右に食べ物エッセイがあると、目と心が満たされるので、
ただいまダイエット中の身にはとても助かります。
よしっ、東海林さだおと池波正太郎を読みなおそう!(何度目???)