福岡市の税理士・世利です――

社長の仕事は、一に資金繰り、ニに人事、とよく言われます。
つまりは、カネとヒトです。

中小企業の場合、銀行との折衝自体を社長自らしている場合もあります。
本来の意味での資金繰りは、経営者がするとしても、
[資金繰り表の作成]は、経理担当者がしているはずです。

しかし、まだ本当に会社が小さいうちは、経理の専任者を雇う余裕はなく、
記帳処理はパートの事務員(または親族、もしかしたら社長)がしたり、
税理士事務所等に外注したりというケースも多いと思います。

その場合、支払手配や現預金管理は、社長が自分でする事になります。
支払手配・現預金管理・資金繰り表作成、
これはワンセットで、同一人物がするのが効率が良いからです。
(経理部という部署が出来る企業規模になれば、当然分業してゆきますが)

資金繰り表の書式ですが、
ネット/書籍等で入手出来る資金繰り表は、あくまで基本/ベースです。
市販の会計ソフトに設定して作成する場合も同じです。

その企業にとって[現実的なもの]に修正しないと、絵に描いた餅になります。

例えば、

・入金と出金の”日付”
 月末入金予定として、それを月末出金予定に引き当てるか否か。
 引き当てるとするなら、何割か。
・売掛入金予定日ごとに、実際入金額を何割達成と見積もるか。
・変動費の増加比率はどの程度見込むか。
・一ヶ月の内、何回資金予定を組むか。

これらは、実際に資金繰り表を作成し、
予定/実績の分析を積み重ねることで把握するしかありません。

そして、会社が小さいウチに、
経営者が自分で資金繰り表を作成する経験こそ、貴重な財産だと私は思います。
その後の数字の読み方がまったく異なってくるからです。

起業して成功させるほどの経営者であれば、優れた直感力があるはずです。
その上に、実際に手を動かして自分で資金管理をしていれば、鬼に金棒です!

 

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