福岡市の税理士・世利です――

中小企業における経理の適性を2点挙げるとしたら、

①守秘が徹底出来る(これがすべてに優先します)

中小企業の場合、経理部は、社長直属となっているケースがほとんだと思います。
目にした耳にした情報すべて、社長の親族にも他の役員にも、決して洩らせません。

配偶者だから、子息だから、とウッカリ話してしまい家庭争議になる場合もあります。
(親族だから一枚岩とも限らず……)

社員に対しては尚更で、自分より職位が上であっても、
臆せずに守秘を徹底しないとトラブルを招きます。特に資金関係は要注意です。

一般的に社員は、会社には現金がざくざく余っていると思っています。
そんな誤解は困りものですが、逆に資金繰りが苦しいと思われて、
優秀な社員に転職を考えられてはもっと困った事態になります。

金融機関等の、外部に対する守秘も同様です。

②馴れ合わない潔癖さ(たとえ融通がきかないと批判されても)

中小企業の経理は、社内からも社外からも、誘惑の多い職種です。
大企業であれば、綿密に決済権等に社内規定があるはずですから、
細かい点までフローが決まっています。

しかし、中小企業で発展期にある場合、
日々初めての事柄が発生しますから、イレギュラーな処理だらけです。

営業活動ですから、[現金の出入り]を伴い、しかもスピードが求められます。
ここに経理責任者の、[なし崩しの裁量権]が生まれてしまいがちです。
例えば、「急ぐから、今回だけ、……」と拝まれると、つい承知したくなります。

ですが、

・一回だけなら⇒今回までだから⇒たまにだから⇒
・1万の決済だから⇒3万程度の⇒5万くらいなら⇒

キリ無く続いてしまいますから、誰にナント頼まれようと、
社内ルールに従って一切妥協せず、癒着しない事が必須です。

①②ともに、[意思の強さ] が必要となります。

 

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