漫画:猫なんかよんでもこない

動物好きにとって、かなり切なくかなり共感する物語だと思います。

子供の頃から漫画好きで、「大人になっても漫画を読むなんて!」と、
顰蹙をかった最初の世代に属すると思いますが、
若い頃は、漫画週刊誌を相当読んでいました。(何故か少年誌⇒青年誌)

さすがに40代になってからは、雑誌は購入せず、
面白そうなのをまとめて単行本で読むようになりました。
(オトナ買いが出来るようになったわけです……)
そしていつ頃からか、知らない漫画家の作品は読まなくなっていました。

ですが最近、ウォーキングの途中、中古書店に出入りするようになりまして、
(価格が安いので失敗しても大丈夫。漫画の単行本、案外高いですよね)
初めての漫画家の作品も、少し立ち読みして気に入れば購入しています。
(2と3は、通常の書店で買いました!)

これがその内の一冊ですが、大成功!!!――ただし、涙腺決壊。

絵柄は素朴で、初見なのに懐かしい気がして、
心の襞にス~ッと静かに入り込んできました。

著者は、プロボクサーの夢に挫折し、望んだわけではなくたまたま猫と暮らし、
その猫との日々を漫画に書き、漫画家となります。

思いがけないことで人生が変化してゆくのですが、その過程での、
弱かったり強かったり悩んだり開き直ったりする若き日の自分と、飼猫のことを、
実に繊細に、少しも美化せずに描いていて見事です。

作中で、飼猫の一匹が亡くなるという辛い出来事が起きます。
(これで涙腺が……)
共に暮らす動物の生死について、とても好きな歌を一首。

動物学者で、愛犬家として知られた平岩米吉氏がお詠みになったものです。

”犬は犬 我は我にて 果つべきを
             命触りつつ 睦ぶかなしさ”

 

 

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