このブログのタイトル[岡目八目]も囲碁用語ですが、
現代の日常会話/慣用句に囲碁用語は数多く残っています。
(将棋用語も同様だと思います)
・一目置く ・布石を打つ ・手を打つ
・駄目 ・捨て石になる ・大局を観る ・死活問題
歌舞伎用語も同様に多く残っています
・十八番 ・二枚目 ・なあなあ
・どんでん返し ・黒幕 ・花形 ・ピンはね
他にも色々ありますので、当時の日常生活に、
歌舞伎や囲碁や将棋がいかに密接なものだったかわかります。
古典落語を聞くと、『ああ、この言葉自体がもうあまり……』と、
噺が理解されるか心配になったりするのですが、
(私が心配しても始まりませんが……)言葉の変遷は避けがたいものです。
囲碁用語も少しずつ日常会話からは失われてゆくでしょうか。
[囲碁]の別名として好きなのが[手談]
口には出さず、碁を指す一手一手で心が通じ合う。
武将が囲碁をしているのを想像すれば、戦略・戦術。
現代の企業経営にもつながるらしいのですが、
男性同士なら、手を読み合い思考パターンを探るのも醍醐味でしょうか。
これが男女問となると、情感あふれるシーンになりますね。
余韻嫋々。
「手談」素晴らしいネーミングだと思います。