[カナヅチから、4泳法出来るようになるまでの軌跡]
今日あたりは、初泳ぎの方も多いでしょうね。
昨年からの続きです。
■クロール
プールに行ったらビート板キック!とは言っても、
25㍍でハアハア、50㍍でゼエゼエ、頑張ってもキック100㍍が限界です。
(それ練習?と笑われそうですが……)
それでも、ほんの少しずつでも練習する内に《音》が変わってきたのです。
心なしか濁った音に変わってきました。
もしかしてこれっ??? これでした!!
壁につかまってキック練習をしてみると、いつの間にか姿勢が安定しています。
キックをしながら振り返って確かめると、何だか泡が丸っこくみえます。
隣のウォーキングコースで歩いている人に追い越されることもなくなりました。
(最初の頃は、追いぬかれていたのです……)
そして、レッスンでコーチから、
「ああ、ちゃんと打ててます。いいですよ~いいですよ~」と言われるようになりました。
自分なりの方法で練習し始めてから、優に半年かかったと思います。
しかし、人の体は何と健気なものかと感心しました。
私のように、それなりの年齢で、運動習慣もなく運動神経も鈍く、基礎体力もなく。
本当に僅かな練習しかしなくても、《継続すれば変化する》のです。
……随分後になりますが、バタフライを練習した時の事です。
ネットの動画や本で”泳ぐ方法”は理解していましたが、初めての実際のレッスンのとき。
グループレッスンでしたので、キックや腕のかきなどをして、30分の最後は、
「では、1本泳いでみましょう」
自分でも驚きましたが泳げました!生まれて初めてのバタフライで!
モチロン、泳いでるんだか、溺れてるんだか、というバタフライだったと思いますが、
それにしても、ちゃんと息継ぎをして泳げました。
これはひとえに、クロールのキックが多少なりとも出来ていたからだと思います。
背泳ぎのキックも同様で、こちらはクロールと裏表ですので、更に容易でした。
(続く……)